胃腸炎・慢性腸症
胃や腸の炎症などにより、嘔吐や下痢が起こります。一時的な症状に加え、食事への反応や慢性的な炎症が関係する場合もあります。良くなったり悪くなったりする経過も診断の手がかりになり、食事管理や追加検査を検討します。
GASTROENTEROLOGY
嘔吐や下痢の奥にある原因を、丁寧に調べます。

ABOUT THIS DEPARTMENT
消化器科では、口から食道・胃・腸に加え、肝臓・胆のう・膵臓など、食べ物の消化や栄養の吸収に関わる臓器の不調を扱います。吐く、下痢をする、食欲がないといった症状は似ていても、食事の影響、感染、炎症、異物の誤飲など原因はさまざまです。
症状が出た時期や回数、食事との関係、便の変化を伺い、身体の状態を確認します。消化器以外の病気が嘔吐や食欲低下につながることもあるため、お腹だけでなく全身の様子を見て考えることが大切です。
SIGNS & CONSULTATION
UNDERSTANDING THE CONDITIONS
胃や腸の炎症などにより、嘔吐や下痢が起こります。一時的な症状に加え、食事への反応や慢性的な炎症が関係する場合もあります。良くなったり悪くなったりする経過も診断の手がかりになり、食事管理や追加検査を検討します。
おもちゃ、布、ひもなどを飲み込み、胃や腸を傷つけたり、通り道をふさいだりすることがあります。飲み込んだ物や場所、全身状態によって処置が変わります。誤飲が疑われる場合は、ご自宅で吐かせようとせず、早めにご連絡ください。
膵臓、肝臓、胆のうの病気でも、食欲低下、嘔吐、元気の低下などが見られます。症状だけでは病気の場所を決められないため、血液検査や画像検査などを組み合わせて評価します。検査結果は食事や投薬の方針を考えるうえでも役立ちます。
CONSULTATION & EXAMINATION
検査は、疑われる原因とその子の負担を考えて選びます。ひとつの検査だけで原因が分かる場合もあれば、経過や複数の結果を合わせて判断する場合もあります。
食べた物、フードの変更、誤飲の可能性、症状の経過を伺います。体重や脱水の程度、お腹の張りや痛みなど、全身の状態を確認します。
血液検査では炎症や臓器の状態などを調べます。便の状態や寄生虫などを確認する検査が役立つこともあり、症状に合わせて検討します。
レントゲンや超音波検査で、臓器や消化管の様子を確認します。精密検査や外科的な対応が必要な場合は、その必要性と今後の進め方をご相談します。
TREATMENT & DAILY CARE
治療は、原因や重症度に応じて、食事内容の調整、薬、脱水への対応などを考えます。異物や腸閉塞などでは処置や手術が必要になる場合もあります。症状が落ち着いた後も、食欲・便・体重の変化を見ながら経過を確認することが大切です。
食事や水の与え方は、年齢、体調、病気によって変わります。特に子犬・子猫や持病のある子では、ご自身の判断で長時間食事を抜いたり、人用の胃腸薬を飲ませたりせず、診察時の案内に沿ってください。
BEFORE YOUR VISIT
QUESTIONS & ANSWERS
毛玉が関係することもありますが、すべての嘔吐が毛玉によるものとは限りません。回数が増えた、食欲や体重が落ちたなどの変化があれば、ほかの病気も含めて確認します。
便が検査の手がかりになる場合があります。採れた時刻や保管方法で適した検査が変わるため、持参できそうな場合はお電話でご確認ください。写真や便の様子のメモも役立ちます。
繰り返す症状や、食欲・体重の変化が続く場合もご相談ください。良くなった日と悪くなった日、食べた物などを記録しておくと、診察時に経過を確認しやすくなります。